Skip to content

葉月 はじまりの夏

篠山と丹波をたずねる、ことはじめ。リサーチチームとともに最初に訪れたのも、やっぱり  丹波市春日町に暮らす柳田さんのあずき工房でした。

と、その前に……最寄りの大路郵便局へ寄り道。風景入りの消印を押印して便りを出すのは、わたくしの日常の楽しみの一つ。大路出身の詩人・深尾須磨子さんによる「望郷」の一節を刻む句碑と三尾山。松茸もよく採れたということを、印は伝います。

20150806_4431

お店(お宅)の裏の畑から、真っ赤なトマトをいくつかもいでくれる隆雄さん。(写真には写っていませんが)畑を見守るように三尾山がそびえます。どうしてか、いつもこの山を目にとめて安心するのです。八幡さんも、この山のふもとに祀られます。

0108_0806_ph03

明子さん喜和子さん母娘が丹誠こめてつくるお昼ごはん(3日前までの予約で、いただけますよ)に、先ほどのトマトも添えて。ほとんどの食材は、庭でとれたもの。「なんもなんも、あたりまえのものばかりや」明子さんの、そういう言葉にあったかくなります。それに、春夏秋冬いただける食材が変わるので、ここへ来るたび季節を知るのです。

0108_0806_ph02

七月に種をまき、十月に収穫する。柳田さんが育てるあずきは、この地でしか育たない、貴重な品種・黒さや。土地がかわると、ふしぎと味もできもかわるのだとか。地域の数軒の農家さんたちとでつくる手で、ひと粒ひと粒選りわける。そのときに使うミイという道具も、職人が竹を手で編んでつくる。あずきの話や道具の話。ヘビイチゴのかゆみ止めに使う知恵の話。ここへ来れば豊かさに満たされ、生きることの楽しい話がつきません。もちろん、絶品!おはぎもたっぷりと堪能です。

One Comment

  1. […] 以前からこのブログで幾度か登場している「あずき工房やなぎた」があるのは、丹波市の春日町東中。篠山からむかうと、栗柄峠(くりからとうげ)をこえた先の、山裾にひろがるホッとする集落なのだ。その、ホッ は、きっと、その後方にそびえる「三尾山」のおかげでもある […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です